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自転車乗りへの風評被害?

某芸人さんが前だけブレーキのピストに乗っていて捕まったのを機に、TVや雑誌で無法自転車特集が目立つようになりましたね。

先日観たニュース番組では、東京の港湾地域の道路で平然と信号無視するローディー集団を「危険な自転車集団」として扱っていました。

写真週刊誌でも「恐怖のピスト」みたいな記事を載せていたし、今朝の新聞でも読者投書欄で扱っていました。

私もノーブレーキピストは危険だと思います。
公道車両としては一片の正義も無いでしょう。
信号無視を当たり前に行うローディーに、自らを正当化する言葉は皆無でしょう。

ただ私が最も怖いのは、少しヒステリックな今回の報道で、趣味的自転車乗り全てが同一視されてしまうこと。

知らない人が見れば、ロードバイクもノーブレーキピストも同じ形。
ましてや無法ローディーと遵法ローディーの区別なんて、止まっている分には誰にも判りませんよ。

真面目な自転車乗りの皆さん、もしかしたらご近所の方は貴方を
「ホラあそこの御宅、例の危険な自転車に乗っている方よ・・・」
なんて言っているかも知れませんよ。
もはやこれって、風評被害?

でもね今回の報道、最も重大な事に気付いていないボンクラ記事だと思いますよ。

日本中見渡してみてください。
ノーブレーキピストより、無法ローディーより、もっと怖い無法自転車乗りが何万倍も居るじゃないですか!

右側逆走、歩道爆走、傘差し、無灯火、信号無視、片手にケータイ、両耳イヤホン・・・
ママチャリとか軽快車とか呼ばれる「普通の自転車」に乗ったこの手の人々の方が、はるかに目に付きません?

そう、ルールもマナーも知らずに自転車乗りまわしている学生、サラリーマン、主婦、ジーチャンバーチャンの方が絶対に多いでしょ!
自転車事故の件数を引き上げているのは、間違い無くこっちの人々でしょ!
こっちこそ大問題でしょ!!

少数の大悪を正すことも大事ですが、無数の「悪意無き悪」を正すことも大事だと思うんですけどね。
by gypsy-joe | 2011-10-07 21:14 | 日々の出来事